プレスリリース

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「グリフォン書店」、青春・恋愛小説の名作『ぼぎちん』1〜3巻、同時配信開始

 iPhone/iPad/iPod Touch向けの電子書籍ストアアプリ「グリフォン書店」にて、横森理香・著の『ぼぎちん1』『ぼぎちん2』『ぼぎちん3』の配信が開始された。
 この作品は、1997年8月に文藝春秋より刊行された文庫本の電子書籍版。文化庁の現代日本文学の翻訳・普及事業の、JLPP に選ばれ、『TOKYO TANGO』というタイトルで翻訳された。現在イギリス、アメリカで発売中、ドイツでも翻訳中である。
 なお、今回の電子化にあたっては、表紙などを大幅にリニューアルして復刊。
 1巻は無料で配信されている。

<『ぼぎちん1』内容紹介>
「誰もがお金とモノに向かって走り始めてたあの頃。私と“ぼぎちん”の愛だけは本物だと信じてた」
 1980年代、東京。女子大生の沙耶は、アルバイト先の投資顧問会社で中年男・ぼぎちんと出会い、恋に落ちる。
 倍近く年のはなれた男と女の、痛々しいほど激しく、ピュアな恋。

<『ぼぎちん2』内容紹介>
「いつどこでなにをやっていても、“ぼぎちん”の影が私の脳裏から離れることはなかった。もう何年間も、ほんとに悲しいくらい私は、ぼぎちんのことばかり考えていた」
 女子大生の沙耶と、倍近く年のはなれた博奕好きの中年男・ぼぎちんは、同棲を始める。
 やがてぼぎちんの仕事もうまく回りだしたのだが、その裏では、何かが少しずつ崩れていた。
 大金を手にしては使い果たす日々に、ふたりの感覚は麻痺し、やがて愛も疲弊してゆく…。

<『ぼぎちん3』内容紹介>
「“ぼぎちん”に同情している余裕はなかった。自分を救うだけで精一杯だったのだ。私は私で生きていきたい。ただ、それだけだった」
 お金の世界にいても、ぼぎちんだけは違うと思っていた。確かに違ってたはずだ。だけど、結局、人間は、今していることが、その人そのものになってしまうのだ。
 倍近く年のはなれたぼぎちんとの恋愛。しかし、徐々に距離を感じ始めた沙耶は、旅立ちを決意する。
「私はこれから、なにをして生きて行こうか」
 そんな沙耶の前に、再びぼぎちんから連絡が入って……。

【関連サイト】
・グリフォン書店
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