プレスリリース
Press Release
ダイレクトクラウド、「クラウドストレージ利用状況調査 2023」を発表
国内企業の48.3%が クラウドストレージを利用中
ストレージ運用の効率化でDXをサポートする株式会社ダイレクトクラウド(本社:東京都港区、代表取締役:安 貞善、以下ダイレクトクラウド)は、2023年3月に企業に所属する情報システム関連部署の従業員 330 名を対象に「クラウドストレージ利用状況調査」を実施いたしました。その調査結果を発表いたします。
【調査概要】
・調査時期:2023年3月
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:情報システム関連部署の会社員
・調査サンプル数:330名
※出処
【市場調査】クラウドストレージ利用状況_調査2023年度
https://directcloud.jp/resource_catalog/survey_2023
■背景
近年、従業員の生産性向上を目的にハイブリッドワークを実施する企業が増加しており、データ量の増加に加えてデータの有効活用やバックアップ、情報漏えい対策などセキュリティ対策が企業にとって大きな課題になっています。このような課題解決のためにはデータを集約し、企業のセキュリティポリシーにのっとった運用を可能にするクラウドストレージ移行が有効です。最新のクラウドストレージ導入における企業の課題と解決策を明らかにするため、ダイレクトクラウドは2023年3月に「クラウドストレージ利用状況」の調査を実施しました。
■調査結果サマリー
- ●「自社でクラウドストレージを使用している」という回答が48.3%と全体の約半数がクラウドストレージを使用している
- ●ファイルサーバー・NASの不満点には、「容量」と「コスト」に関する不満が高く、費用対効果の側面が重視されている
- ●クラウドストレージの導入目的において、ハイブリッドワークへの対応やセキュリティ対策、データ・ファイルの有効活用などの問題を解決するためか「脱ファイルサーバー(ファイルサーバーのクラウド移行)」の回答が最も多かった
- ●クラウドストレージの選定ポイントには「セキュリティ」に次いで「コスト」が上位に。昨年の調査から高いニーズがある「使いやすさ」も選定の鍵になっている
- ●クラウドストレージに完全移行する際の懸念点にも「セキュリティ」と「コスト」が上位で懸念点をクリアできることが選定の重要なポイントである
■調査結果詳細
1.お勤め先のストレージの利用状況TOP5
1位「ファイルサーバー(51.4%)」、2位「クラウドストレージ(48.3%)」、3位「NAS(25.1%)」、4位「特になし(15.6%)」、5位「ハイブリッド利用(11.4%)」
自社でクラウドストレージを使用しているという回答が48.3%と全体の約半数がクラウドストレージを使用していることが分かりました。業務効率化、コスト削減、生産性向上を目的としたDX推進の取り組みが背景にあると考えられます。
2.ファイルサーバー・NASの不満点TOP5
1位「容量が足りない(31.7%)」、2位「保守・運用コストが高い(27.1%)」、3位「特にない(25.2%)」、4位「不要or所有者不明なデータは多く整理できていない(23.4%)」、5位「機密情報の保護状態などセキュリティ面に不安がある(22.9%)」
ファイルサーバー・NASの運用には、「容量」、「コスト」、「データ管理」、「セキュリティ」が主な不満点として挙がりました。中でも「容量」と「コスト」に関する不満が高く、費用対効果の側面が重視されていることが分かります。
3.クラウドストレージの導入目的TOP5
1位「脱ファイルサーバー(ファイルサーバーのクラウド移行)(45.1%)」、2位「大容量ファイルや機密性の高いファイルの受け渡し(41.8%)」、3位「災害対策・ディザスタリカバリ(33.8%)」、4位「省力化・生産性などの業務効率化(30.5%)」、5位「取引先とのファイル共有(24.9%)」
クラウドストレージの導入目的において最も多い回答は「脱ファイルサーバー(ファイルサーバーのクラウド移行)」で45.1%でした。2022年3月に実施した調査では同項目が33.9%(※)で、昨年から11.2pt増の結果となりました。
脱ファイルサーバーが伸長した理由として、コロナ禍でハイブリッドワークが推進されたことに加え、旧来のファイルサーバー・NAS をクラウドに置き換えて運用管理の負担を削減しながら、クラウド主体で業務効率化や生産性向上を図る企業が増えていることや、2023年10月のWindows Server 2012/2012 R2の延長サポート終了が脱ファイルサーバーを後押ししていると考えられます。
4.クラウドストレージの選定において重要なポイントTOP5
1位「セキュリティ(可用性、機密性、完全性)(62.9%)」、2位「コスト(62.4%)」、3位「ストレージ容量(53.5%)」、4位「使いやすさ(49.8%)」、5位「機能(32.9%)」
クラウドストレージの選定でユーザー企業が重視するポイントで最も多かった回答は「セキュリティ(可用性、機密性、完全性)」で62.9%でした。
次いで多かったのが「コスト」で62.4%と1位のセキュリティとほぼ同等の数値となっており、クラウドストレージを選定する際のコスト意識が今まで以上に高まっていることが伺えます。昨年の調査では50.9%(※)だった「使いやすさ」も1.1pt減の結果となったものの、49.8%と上位の回答に入っており、変わらず重要視されていることが分かりました。
5.クラウドストレージと連携させたいサービスTOP3
1位「グループウェア(54.0%)」、2位「文書管理システム(49.3%)」、3位「プロジェクト管理(38.5%)」
上位に「グループウェア」54.0%と「文書管理システム」49.3%が並んでおり、現状の社内システムや運用を維持したままクラウドストレージに移行できることが望まれていることが伺えます。
6.クラウドストレージ完全移行に対するハードル (懸念点) TOP5
1位「セキュリティ(58.1%)」、2位「コスト(57.4%)」、3位「情報漏洩(44.1%)」、4位「データ容量(38.2%)」、5位「運用の変化(35.3%)」
「セキュリティ」が58.1%、「コスト」が57.1%と並んで上位に。「4.クラウドストレージの選定において重要なポイント」の結果と連動しており、懸念点をクリアできるクラウドストレージであることが選定における重要なポイントであると読み取れます。
今回の調査結果からも読み取れるように、クラウドストレージへの移行で重視されるポイントは「セキュリティ」、「コスト」、「使いやすさ」が様々な側面で重視されていることが判明しました。
これからも脱ファイルサーバーの流れはより大きくなると思われます。
最近はChatGPTなどのAI活用も具体化し始め、企業は『省力化・効率化・自動化』のためにデータを活用し始めています。ダイレクトクラウドも、法人向けクラウドストレージサービス『DirectCloud』を展開しており、保存されているドキュメントをより活用するための『DirectCloud AI』の開発や、帳票をデータ化する『デジパス』との連携など、お客さまのデータ活用を強くサポートできるサービス提供に取り組んでおります。
今後もファイル共有や保管にとどまらないクラウドストレージの新しい可能性を提供し続けてまいります。
■サービス概要
「DirectCloud」について
株式会社ダイレクトクラウドが提供する高度なセキュリティと利便性を兼ね備えた法人向けクラウドストレージサービスです。ハイブリッドワークや社外とのファイル共有を安全・円滑に行える機能を備えており、NAS・ファイルサーバーからのクラウド移行をすることで、データ有効活用による省力化、業務の効率化を実現します。
■会社概要
・会社名:株式会社ダイレクトクラウド
・所在地:東京都港区東新橋2-12-1 PMO東新橋 7階
・代表者:代表取締役 安 貞善
・資本金:4億9,037万4,134円
・設立 :2004年 5月
・URL :https://directcloud.co.jp
・Facebook:https://www.facebook.com/directcloudbox
・Twitter:https://twitter.com/directcloudbox
“ストレージ運用の効率化でDXをサポート”をミッションに掲げ、レガシーシステムに縛られない、あたらしい働き方をサポートすべく高度なセキュリティと利便性を兼ね備えた法人向けクラウドストレージ「DirectCloud」の開発・販売を行っています。NASやファイルサーバーをクラウド化し、運用管理を自動化・省力化したい企業のニーズに応え、ファイル共有や保管にとどまらないクラウドストレージの新しい可能性を提供し続けます。
■本プレスリリースに関するお問い合わせ
株式会社ダイレクトクラウド
マーケティング部 広報担当:鈴木
・TEL:03-4405-3668(平日10:00-18:00)
・E-Mail:market@directcloud.co.jp