プレスリリース

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「グリフォン書店」、電子書籍『野獣の群れ チャイナマン・イン・東京』配信開始

 iPhone/iPad/iPod Touch向けの電子書籍ストアアプリ「グリフォン書店」にて、森田靖郎・著の『野獣の群れ チャイナマン・イン・東京』の配信が開始された。
 この作品は、2002年5月に朝日新聞社より刊行された『スネーク・シャドウ 影の旅師』の電子書籍版。
 ただし、大幅に改稿されて、カラー写真を多く追加。ほとんど書き下ろし作品といっても差し支えないほど手が加えられている。そのため、タイトルも変更されることとなった。

 母国で年収30年分にあたるほどの多額の費用を借金してまで、東京やニューヨークにやってくる中国人密航者。目的はただ一つ、“出稼ぎ”である。
 密航して“出稼ぎ”をしないと生計が成り立たないほど貧困にあえぐ農村。密航船を用意する中国人マフィア。密航してきたスネーク(密航者)たちに仕事を斡旋する手配師。価格破壊で世界市場を狙う黒幕たち。その陰で、メード・イン・チャイナとメード・イン・チャイナタウンが壮絶な生き残りを賭けて闘う……。
 金満ニッポンの甘い蜜に群がり、黄金を夢見てきた「透明な隣人」が堕ちる地獄を描く。

 本作品は、チャイナ・マフィアと闇市場を支配する者たちが蠢く抗争街を描いた、渾身のノンフィクションである。
 密航者、手配師、華僑の幹部、そして彼らを取り締まる捜査官まで。中国人犯罪を追い続けてきた著者が、執念の密着取材を敢行。貴重な資料写真も多数掲載している。

 中国人密航ビジネスのカラクリを暴いた衝撃作といえるだろう。